埼玉県社会福祉協議会からの呼びかけで、 障害者とボランティアで、毎年スキーに行く行事があります。
夜行バスで、上越国際スキー場に着いたのは12時近くでした。 私達障害者は3名「聴覚障害者、車椅子使用者、視覚障害者」 ボランティアは2名「高校生、大学生」の5名1部屋でした。
朝食が終って、いろいろな説明を聞いて、いよいよゲレンデに出掛けた。 お天気もよかったので、幸せ。 ザクザクと雪を踏みながら、スキー板をかついで山の上に辿り着く。
私は、スキー板を履いて滑るのは初めてでしたが、足を開かないように、膝で 調子を取りながら滑れば怖くないし、転ぶ時はお尻から落ちるように、 などの説明を聞いてから、練習をしてみた。
いよいよ滑り出す時、今ならだーれもいないのでオーケーと言われて滑りだす。 快調,快調。第1回目の滑りは、100点。 後から学生さんが追いついてきて、今度は山登りの説明で、逆八の字、または斜面に直角 「横」に登る事と教えて頂き、エッチラ、オッチラと登り、何度も滑って、 半日で大分滑れるようになりました。
夕食の前に、入浴。 1日の疲れが取れるような気がしました。 夕食後は、自己紹介、クイズなどで、知らない同士で、盛り上がりました。
翌日、午前はスキー、2日目なので、のりがよく、スーイスーイ。 我ながら、運動神経はよいのかなと、少しは自負。「ウフフフフフ」。 お昼を食べて帰り支度。
ボランティア募集で参加して頂いた学生さん、自分達はスキーを楽しむヒマは全然な いようでしたが、何年か参加していると言う学生さんも何人かいました。 それも、ただ滑るだけではなく、食事から入浴、トイレなどと、若いのに嫌な顔もせず、 お世話に徹底してくださいました。
視覚障害者の私には、スキーは絶対無理と思っていましたが、ひょんな事から、 滑れないことはないので、是非参加するようにと、声を掛けて頂いたので参加しましたが、 こんなに若い方達のボランティア参加には、感激でした。 若くない私の、初めての体験です。